今回のブログは、ぶっちゃけ設備の寿命ってどれくらいなの!?についてお話します。
中古物件を購入の際、特に気になる一つである設備の寿命。

購入してすぐに壊れたら?修理が必要になったら?このような予期せぬ事態に見舞われてしまう可能性もあります。

そこで、もし壊れてしまったらどうすればいいか。
そもそも設備の寿命はどれくらいかを知って頂くことで、「もしも」に備えてほしいと思います。

私の仲介の経験からも「設備の故障の有無」は非常に重要だと感じています。

特に相続で売主が一度も住んでいなかった物件や長年空き家にしていた物件などは、引き渡し前に故障の有無を設備表で確認するようにしています。

なかには、設備表を用意しないといわれるケースもありますが、曖昧にせず、設備が有るのか無いのか、また現時点で故障は有るのか、無いのかは必ず説明を受けるようにしましょう。

もしどうしても故障がわからないのであれば、多少売買価格で考慮してもらう等、契約前に状況を把握することが大事です。

これから中古物件を探す予定の方も是非、参考にしてくださいね!
では早速みていきましょう。

主要設備とは

まず、主要設備としてあげられるのが、給湯、水廻り、空調、その他(インターホンやドアチャイム)です。

その中でも特に買主側からの不具合の申し出が多いのが、「給湯関係」です。

一般的な個人(売主が個人)の売買の場合、引き渡し完了日(決済日)から7日以内に主要設備の故障・不具合の修復を請求した場合、売主は規定の修繕範囲に基づき、修復を行います。

例えば、築20年の中古マンションの給湯器に故障が見られた場合、入居から1週間以内に故障がわかった際に請求することができます。

しかし、新品のものに取り替えてもらえるという事ではなく(あくまでも売主と協議の上になりますが)、修理費や補修費として、いくらか金銭的に負担してもらえるという事になるでしょう。

中古物件を購入する際には、あらかじめそういった不具合も想定して購入するようにしてください。

設備の寿命

内装はおおよそ15〜25年になります。
もちろん、使用頻度や家族構成によっても状態は変わってきますので、一概に何年とはいえませんが、設備状況は現地で細かく確認するようにしましょう。

また、内見の際は家具が置いてあるので、見えない傷や剥がれが必ずあります。
その点は中古物件を購入する際は、了承した上で購入してください。

室内設備はおおよそ〜20年ほどでしょう。
特にエアコンや給湯器は当たり外れもあり、20年以上たっても使える場合もありますし、数年で壊れてしまうケースもあります。
メーカーの保証も使える場合がありますので、購入した時の資料は全て、売主から引き受けるようにしてください。

また、ウォシュレットは10年前後で壊れる場合が多いので、内見時に不具合がないか聞いておくとよいでしょう。

電気配線・配管設備はおおよそ〜30年になります。
普段は目にしない箇所ですので、壊れていても原因がわかりにくいのです。

また、築30年を過ぎた物件をリフォームして再販する際も、”電気配線・配管設備を変えずに” 販売するリノベ業者もいますので、購入前にどこをリフォームしたかをきちんと説明をうけてから、購入するかを判断しましょう。

契約不適合責任が付いているか

築古物件の場合、売主が契約不適合責任を免責で売却したいというケースが多く見られます。
簡単に言うと、現状のまま受け渡しをして、万が一、不具合があった場合でも、売主は責任を負わないということです。
このような場合、全面リフォームを予定しているから、売買価格を下げてもらうなどして折り合いをつけることが多いです。

もちろん、一般的な契約不適合責任があるとひとまず安心ですが、ない場合でも、どれくらいの費用がかかるかをあらかじめ把握することで、余計な心配をなくすことができます。

投資用マンションでは、付帯設備表や物件状況等報告書を用意してもらえない場合(現オーナーも室内を見ていないケース)がありますが、契約不適合責任免責の場合でも、用意してもらった方がいいでしょう。

↓↓付帯設備表(マンション)の見本はこちら↓↓

主な設備の交換費用

次は、主な交換費用の概算です。

もし、既に不具合がある、築古物件を購入予定の場合は上記を参考にして修繕の予算を立ててください。

高額な交換費用がかかる!?

床暖房がついている物件は、修理代も数十万円はかかります。

広さによって値段は変わりますが、15畳ほどのリビングの場合、80万円〜100万円前後(工事費等含む)かかる場合もありますので、過去に不具合がなかったか、作動しなかったことはないかは確認しておきましょう。

埋め込み式のエアコンも修理代・交換費用は高額になります。

そして、故障が多い、換気扇類の故障(浴室・トイレ・キッチン)!

こちらも床暖同様、内見時に確認するようにしてくださいね。

是非、素敵なお家探しのヒントにしてください。