引っ越しの理由の一つとして、近隣との騒音トラブルが挙げられることがあります。

特にマンションでは、壁や床、天井で他の住戸とつながっているので、特に早朝・深夜の家電の音、歩く音、物を動かす音の生活音が響いてしまうことがあります。

私も以前住んでいた築17年のマンションで、下に住んでいる方から何度もドンドンされ、注意される事がありました。

気をつけているつもりでも、気付かないうちに人に不快感を与えていたようです。

その時は、警察に通報されたり、なぜそこまで言われなくてはいけないのか!と感情的になっていましたが、もし、お客様がそういう状況になったら?と冷静になって考えるようになりました。実体験をお話することで、お子さんがいるご家庭の「家選び」に活かしていただければと思います。

騒音の原因とは!?

生活音 ー 歩く音、家具を動かす音(椅子を引く)だけでなく、ルンバや掃除機をかける音も意外に響くものです。管理しているマンション内でも「ルンバがうるさい!」「外出中にゴトゴト音がしている」という苦情もありましたので、ルンバがぶつかって音を立てる可能性のあるものは、できるだけ床には置かないように気をつけましょう。

ピアノ・TVの音 ― こちらは木造や築古マンションで特に多い苦情相談内容だと思います。

ボリュームを下げたり、マンション内の規約上楽器演奏が可能でも、夕方以降はヘッドフォンをするなど、心がけましょう。

また、音の出所をつきとめるのは難しく、真上から聞こえてくるように聞こえますが、実は真上ではなく、下の階だったということもありました。

特にお子さんがいるご家庭は、常に気をつけなければいけません。「家の中でもずっと気をつかうのか!」と言われてしまいそうですが、やはり一度苦情を言われてしまうと、家に帰るのも嫌になってしまいます。

そうならないためにも事前にできる3つの事をお伝えしますね。

①引っ越し前にご挨拶に出向く

特に子供がいるご家庭は、子供同士が同じ学校という事もあるので、下の階、両隣にはご挨拶にいくことをおすすめしています。やはり、一度顔を合わせている人と、一度も挨拶をしていない人とでは「イラッと度」が違ってくると思います。

②キッチン、リビング、廊下にフロアクッションをひく

特に2歳前後〜10歳くらいまでのお子さんがいらっしゃるご家庭には特におすすめしています。フローリングにマットをひくことによって、音が響きにくくなるだけでなく、フローリングの汚れも防ぐことができます。20畳のリビング、キッチン、廊下で約18万円前後(ご自身ではるともっと安くなります)でできますので、是非、ご利用ください。

③お子さんにも「なぜ、ドンドン走り回ってはいけないか」を伝えておく

うちも苦情がきたときには、5歳、2歳の息子がおもちゃで遊んでいるときでした。

常々、マンションは共同生活だから他の人の事も考えて生活しなくちゃね!と伝えていると、お友達が来たときにも、同じように注意をしてくれている姿が印象的でした。

「だめでしょ!」「下の人が怒ってくるから止めなさい!」という注意の仕方ではなく、マンションは響きやすいんだよ。「○○くん、○○ちゃんも寝ている時にドンドンされたらどういう気持ちになる?」とお話すれば、きちんと理解してくれるはずです。

是非、これらのポイントを参考にしていただいて、快適にお住まいいただきたいと思います。

もしも、「日中にも何度も注意される」、「警察に通報されて、精神的にも参っている」というような方がいましたら、是非、ご相談ください。

お引っ越しも含めて、一緒に解決策を考えていきたいと思います。

私のマンション体験記も是非、お読みください!