記念すべき第1回目のインタビューは、26歳という若さではじめてマンションを購入されて、37歳の今、マンション2部屋を所有、これからも将来に備えて不動産・株式に投資していきたいという女性にお話しを伺いました。

自宅を買いたい、不動産投資に興味があるという全ての女性に読んで頂きたい対談記事です。

26歳・年収450万円・契約社員ではじめてマンションを購入した佐藤麻衣さん(仮名)

大手航空会社勤務のCAさん。現在39歳で、現在のご年収は650万円ほど。
およそ10年前、契約社員だったころにはじめてマンションを購入。
国内不動産投資や海外不動産投資、株投資にもともと興味がある。

女性がマンションを購入するタイミングっていつなんだろう?
年齢や年収で考えるべき?

「マンションを買ったらお嫁にいけないんじゃないか」

「何十年もローンを返していける?」

「結婚したら売ったり貸したりできるのかな?」

マンションを購入するにあたり、このような悩みや疑問がある女性も多いでしょう。
女性がマンションを購入するのって、一体どういったタイミングがベストなのでしょうか?

さっそくおはなしを伺っていきたいと思います。

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イーエムラボの榎本佳納子(以下、榎本):佐藤さんは、26歳、年収450万円ほど、契約社員のときにはじめてマンションを購入されたんですよね。
どうしてこのタイミングでマンションを購入されたんでしょう?

佐藤麻衣(以下、佐藤):もともと親には、「東京で働くならマンションを買った方がいいよ」っていわれていたんです。それまで賃貸に住んでいたんですが、家賃がもったいないとも思っていて。
当時は契約社員だったので住宅ローンが通るかわかりませんでしたが、「ローン通ったら買おう~」くらいに思っていたら、ローンが通って。そのまま購入しましたね。今から10年ほど前の話です。
どうしてそのタイミングで?って聞かれると難しいのですが、勤続3年を超えたのと、「落ち着ける場所がほしい」と思ったというのがきっかけだったかもしれません。

榎本:最近は働き方も多様化しているので、正社員でなくてもしっかりお勤めになっていて一定の収入がある方は、住宅ローンの審査もそこまで不利にはならないんですよね。

購入されたのはどんなマンションなんですか?

佐藤:代々木公園駅から徒歩1分新築マンションで、当時は2,500万円
間取りは1Kですね。でも実はそのマンションに住んだのって、1年くらいなんです…。

榎本:すぐに売却されたんですか?

佐藤:いえ、まだ所有しています。今は賃貸に出して家賃収入を得ています。
今住んでいるのは、3年ほど前に購入した品川のマンションです。こちらのマンションは中古でしたが、価格は5,500万円ほど。間取りは1LDKですね。
職業がら空港に通勤するので、代々木公園のマンションは不便に感じてしまい…今の立地の方が便利なんです。あと食事するところと寝室を分けたかったので、1Kだとどうしても生活にメリハリが出なくって。

榎本:5,500万円ですか!最初に買ったマンションよりかなり高価格ですね!
代々木公園のマンションの住宅ローンも残っていたのでしょう?住宅ローンの審査はギリギリ通ったという感じでしょうか。でも賃料収入を得ているから、生活は苦しくないのでしょうか?

佐藤:そうなんです。今、賃貸に出している代々木公園のマンションは、住宅ローンの返済額と賃料を相殺しても毎月5万円以上は黒字になっていて。マンションを2つ所有していても、むしろ年収以上に裕福に暮らせています。

榎本:通常は住宅ローンで購入した物件は貸し出せないのですが、どういった経緯で貸し出すことになったのですか?

佐藤:ちょうど1年のタイミングで関連会社で海外赴任することになりまして。致し方なくという感じでした。

榎本:なるほどです。結果として最初に買われたマンションは、「投資」になっているということですね。
自宅を購入されるお客さまには「自宅でも投資の考えを持ってマイホームを購入しましょう。」とお伝えしているんですよ。要は自宅を購入するときも、投資用物件を購入するように将来的な「貸しやすさ」や「売りやすさ」を考えるべきってことです。まさに佐藤さんはいい例ですね。
最初に購入した代々木公園のマンションは、駅徒歩1分という利便性の高さから需要が落ちにくい。
売却したとしても新築時かそれ以上の金額で売却できますね。
もちろん賃貸マンションとしても需要が高いので、佐藤さんのように継続的に高い賃料を得ることもできますね。

そう考えると女性がマンションを購入するタイミングは、「購入できるとき」であればいつでも構わないと思いますね。
「年収〇万円を超えたら」や「〇歳になったら」ではなく、「いい物件が出たとき」「住宅ローン審査が通るとき」「自分のマンションが欲しいとき」がマンション購入のタイミングなのだと思います。
ただ資産価値の落ちにくいマンションを選ぶというのは鉄則ですが。。。

 

佐藤:なるほど…私はあまり深く考えずに代々木公園のマンションを買いましたけど、「自宅投資」が実践できていたということなんですね。ラッキーだったなぁ。(笑)

でもマンションを買って思うのは、女性の皆さんにはもっとマンション購入を前向きに考えてもらいたい!ということ。
私はマンションを購入して将来の不安が少なくなったり、生活に余裕ができたりしています。
働き方だってそうですけど、「女性の自立」のためには住まいも大切だと思うんです。
…実は私、もう1つくらいマンション購入しようと思っているんですよ。(笑)

 

榎本:もう1つ…!さすがですね!でも「マンション投資」って女性にはとくにおすすめだと思います。
不動産も価値が下がる可能性は否めませんが、歴史が古い投資法なので、過去の先輩方が想定される失敗はすべてしてくださっている(笑)

「マンションなんて買ったらお嫁にいけない!」なんて思っている人もいるみたいですけど、マンションは最高の嫁入り道具になると思いますよ。マンションを持っている女性と結婚できる男性は、幸せものですね(笑)
ただ、資産価値の高いマンション!という点がポイントですが・・・

女性がマンションを購入するにあたって、情報収集はどうする?

女性が1人でマンションを購入するのって、勇気がいりますよね。
不動産屋さんに問い合わせるにも、売買契約や金消契約にいくのも女性1人じゃ心配。
マンションを購入する前の情報収集ってどうやってするべきなのでしょうか?

 

榎本:佐藤さんがマンションを購入するときは、どうやって物件情報やマンション購入についての情報を集めたんですか?

佐藤:私は、SUUMOのような不動産情報サイトから物件を見て問合せしましたね。
マンション購入の知識は、知人にマンションに詳しい方がいたので当時、色々聞きました。「マンションは立地が大事」とか「ディベロッパーはちゃんとしていた方がいい」とかですね。
最近は、不動産投資の本もよく読むようになりました。

榎本:お知り合いの方に的確なアドバイスをしてもらったのは良かったですね。
マンション購入当時に「これ知りたかった!」って情報はありますか?

佐藤:金消契約がよくわからなかったです!
住宅ローン組むぞ!っていう直前に、「保険付けますか?」「となると金利がちょっと上がります」とか色々な話をされて。
金利って少し上がるだけで返済額が大きく変わるじゃないですか。だから「こんな大事なことすぐ決めなきゃならないの?これサインしていいの~?(泣)」って怖かったですね。

 

榎本:そうなんですよね。不動産の売買契約でも「重要事項説明」ってしますよね。有資格者が物件の詳細を売主さん・買主さんに説明するものなんですけど、そんな重要な説明を売買契約当日に1時間足らずで済ませちゃう業者もいたりしますよね。

イーエムラボは、お客様のご希望にもよりますが、重要事項説明は前日までに、ご家族など大切な方に同席していただいて気が済むまでご説明しています。
金消契約にも同行させてもらったり。
ローン選択や金利って、人生の資金計画に一番大きく影響するところですからね。

佐藤:それは1人でマンションを購入する女性にとって、大きな安心になると思います!

あと男性と女性って、「住まいに何を求めるか」って違うと思うんですよね。仲介会社の営業担当者って、ほとんど男性じゃないですか。こういっちゃ悪いですけど、男性の担当者さんと2人でマンションの内覧にいくのって正直嫌だったし、なんか気を遣っちゃって生活もイメージしにくかったですね。
これから女性がマンションを購入する機会って増えると思うので、女性の担当者さんが増えていくといいなぁと思います。

女性がマンションを購入して後悔しないために必要なことってなんだろう?

「やっぱりマンションなんて買わなきゃ良かった!なんて思わない?」

「マンションがあると身動きがしにくくなるんじゃない?」

「ライフスタイルが変わったらマンションが邪魔にならないかしら?」

 

女性がマンションを購入するにあたり、一番に後ろ髪を引かれるのって、このように「買って後悔するんじゃないか?」という不安かもしれません。
マンション購入が「後悔」にならないために必要なのは、どんなことなのでしょうか?

佐藤:私は若い時にマンションを購入して、すごく良かったと思っているんです。
代々木公園のマンションがなかったら、今住んでいるマンションも購入できなかっただろうし。

あと実は、いま転職を考えていて。
いわゆる「不労収入」もあるし、自宅もあるので、転職するのにもとても前向きになれています。

でも購入前は、「怖い」という気持ちもありました。
「知らないこと」が一番のリスクだと思ったので、物件をたくさん見たり、色んな人から話を聞いたりはしましたね。

榎本:「不動産」はしっかり選びさえすれば、確実に自分の「資産」となるものです。住宅ローンを「借金」と考える人もいますが、ローン残債を上回る金額で売れたり、返済額を上回る金額で貸せたりすることは決して珍しいことではないんです。

佐藤さんのおっしゃる通り、「知ること」がマンション購入を後悔させないことにつながるんだと思いますね。
「不動産業者が言っていることをすべて鵜呑みにするのではなく、自分でもしっかり調べてみる」
大事なのは「正しいことをいっているのか」を見抜く知識かなと思います。

例えば相場や市場のことを調べたり、不動産投資の本を読んでみたりとか。
インターネットを使って情報収集するのもいいですが、その場合は信頼がおけるサイトかをまずは確認していただきたいです。

 

佐藤:ところで、不動産会社ってどうやって選べばいいんですか?私、物件検索して、物件の問い合わせ先に連絡してって方法を取っていたから、不動産会社を選んでないんです。

 

榎本:「マンションを購入したい」と思ったら、多くの人は物件検索から入るんですよね。もちろんそれでもマンションは買えるんですけど、内見とかすごく面倒臭くなかったですか?物件ごとに不動産会社が違うってことですもんね。

 

佐藤:そうですそうです。すごい面倒でした。何時に〇〇さんと待ち合わせで、2時間後には〇〇さん…みたいな。

 

榎本:実は不動産業者を1つに絞っても、見たい物件を見ることはできるし、買いたい物件を買うことができるんですよ。先日、地方から来たお客様を東京駅でピックアップして、お昼を挟んで1日に4件のマンションを見ましたよ。数日前にSUUMOのURLがたくさん送られてきて、「この物件全部見たいから手配しといて!」って具合で。。。
妊娠中の奥様がいたり、お子さんが小さかったりする方は、ご自宅までお迎えにあがりますし。

佐藤:そんな方法で物件巡りができるんですね!知らなかったー!

 

榎本:やはり「知っていること」って重要なんですよね。不動産業界って透明性がないというか、未知の世界みたいなイメージがあると思うんです。
実際のところ物件選びも気軽にできるし、相談だって無料でできる。
だから女性にはとくに不動産を知ることから始めてほしいですね。

佐藤:私、仕事がらあまり家に帰らないんですね。フライト先に泊まることが多いので。
でも自分で買った家がある、帰りたい家があるって心持ちが全然違うんですよ。

家賃10万円で借りる賃貸マンションと、月々の返済額10万円の分譲マンションって、全然住まいのクオリティが違うんですよね。
同じ負担額でこんなにも違う生活ができるんだ!しかも自分の資産にもなる!ってことを多くの女性にわかってほしいですね。

 

榎本:私も不動産購入の魅力を女性に伝えるため、これから発信力を高めていきますね!

「女性のマンション購入」対談 まとめ

女性の皆さん、いかがでしたか?

女性がマンションを購入すると、「結婚しないの?」「1人で生きていくの?」なんていわれていた時代はもう終わり。

むしろ将来を見据えて住まいを購入する判断ができる女性って、とても魅力的だと思います。
マンションを購入したからといって、ずっとそこに住まなくてはならないことはありません。
賃貸住宅のように、勤務地やライフスタイルによって住み替えることも可能なんです。
売却だけではなく、今回お話しを伺った佐藤さんのように賃貸収入を得るのも1つの選択肢です。

今回は、女性のマンション購入対談企画第1弾としてお伝えしました。

対談企画はシリーズ化していきたいと考えているので、これからもぜひブログをチェックしてくださいね!
佐藤さん、この度は貴重なお時間、誠にありがとうございました。またお話し聞かせてくださいね♪

(文:不動産ライター 亀梨奈美)